ANAマイルを貯めて特典航空券を利用しようと思って「さぁ、特典航空券を発券だ!」となっても、誰でも特典航空券を利用できるわけでは有りません。
ANAマイレージクラブ会員の本人以外が特典航空券を利用するためには特典利用者登録する必要があります。
そして、特典利用者登録出来る人には条件があります。
似たようなサービスとしてANAカードファミリーマイルがありますが、この2つがごっちゃになる方もいらっしゃるかと思いますので、本記事ではその内容について解説します。
ANAカードファミリーマイルについてはコチラの記事を参照下さい。

特典利用者登録とは?
特典利用者登録とは、ANAマイレージクラブ会員の本人以外が特典航空券を利用する場合に登録しなければならないシステムです。
この特典利用者登録が利用できるのは
会員ご本人様、会員の配偶者・同性パートナーおよび2親等以内のご家族がご利用になれます。
となっています。
つまり会員本人から見て、孫から祖父母までが対象となっています。
友だちや知人など、誰でもOKというわけではないので、注意が必要です。
またそれ以外の注意点として
- 特典利用者登録が可能な人数は、会員本人を覗いて最大10人。
- 既に登録した人を特典利用者登録から変更・削除する場合は5,000マイル必要。
- 戸籍上の変更に伴う内容の変更・削除やスペルミスなどの修正の場やANAマイレージクラブお客様番号変更の際は、変更手数料は不要
といったことがあります。
ANAカードファミリーマイルとの違いは?
特典利用者登録の話は、ANAカードファミリーマイルと一緒に出てくることが多いので、混同される方も多いかと思います。
私も最初は「違いが全然わからん」という感じでした。
この2つのシステムを超大雑把に整理すると
- 貯めるとき:ANAカードファミリーマイル
- 使うとき:特典利用者登録
です。
特典利用者登録する人はANAカードファミリーマイルに参加していなくてもOKなので、極端な話、ANAカードファミリーマイルに参加している家族全員(私・妻・子供)が頑張って貯めたマイルをかき集めて購入した特典航空券を田舎の祖父母に使ってもらう、といったことも出来るのです。
この場合、特典利用者登録をする田舎の祖父母はANAカードファミリーマイルに参加している必要はないですし、ANAマイレージクラブ会員である必要も有りません。
登録自体は、登録したい人の「名前・ANAマイレージクラブ番号(任意)・続柄・生年月日・性別」の情報が必要です。
ANAの公式サイトから5分程度で完了します。
また、ANAカードファミリーマイルへの参加条件の一つであった「同居していること」という条件もありませんので、特典利用者登録はANAカードファミリーマイルと比べて、簡単に手続きが出来ると思います。
なお、ANAカードファミリーマイルと特典利用者登録は全く関連性が無いので、ANAカードファミリーマイルに参加しているからと言って、それだけでは特典利用は出来ません。
ANAカードファミリーマイルへの登録とは別に特典利用者登録をする必要があります。
特典利用者登録は特典予約前に済ませておこう
特典利用者登録は何時でも出来ます。
「何時でも」というのは特典航空券を予約する途中でも登録出来るよ、という意味です。
しかし、人気路線の航空券は想像以上の争奪戦になることも多いです。
なので、特典航空券を予約する時にいちいち特典利用者登録をしていては時間の無駄です。その間に席は埋まってしまいます。
そういった事態を回避しスムーズに特典航空券の予約を進めるためにも、時間の余裕がある時に特典利用者登録を済ませておくと良いでしょう。
むしろ、この記事を読んでい時間があるならさっさと特典利用者登録を済ませておきましょう。
先程も書きましたが、登録自体は5分程度で出来ます。
まとめ
本記事では特典利用者登録について紹介しました。
陸マイラーはマイルがじゃんじゃん貯まると思いますので、そのマイル使って旅行を両親にプレゼントする、といった親孝行にも最適ですね!
特典航空券予約の時に焦らないように、事前に特典航空券を使用する人を登録して、万全の態勢で特典航空券争奪戦へ望みましょう。