2018年4月より、これまで長らく陸マイラーの間で常識だった「ポイントサイト」⇒「中継サイト」⇒「メトロポイント」⇒「ANAマイル」から「中継サイト」⇒「メトロポイント」が封鎖され、いわゆるソラチカルートが改悪します。
2018年年明けにこの「ポイント中継サイト」⇒「メトロポイント」が封鎖が発表されたことを受け、陸マイラー界はてんやわんやの大騒ぎとなりました。
そんな中、代替案として急浮上してきたのがLINEポイントを経由したルートです。
本記事では、そんな各ポイントサイトからLINEポイントを経由してANAマイルに交換するルートを整理します。
なお、本記事ではこのLINEポイントを経由してメトロポイント⇒ANAマイルと移行する新ソラチカルートをLINEルートと呼ぶことにします。
目次
LINEポイントが注目を浴びるワケ
ソラチカルートの改悪を受け、陸マイラー達の注目を一身に集めることとなったLINEポイント。
その理由として、今まで中継サイトとして陸マイラーに使われてきていたドットマネー、PeX、NetMile、Gポイントの4つの中継サイトからのメトロポイントへの交換が2018年3月31日で終了することが次々と発表される中、LINEポイントからのメトロポイントの交換はそのまま残る、という事になりました。
LINEポイントと他の4つの中継サイトの異なる点は、メトロポイントへの交換率がLINEポイントのほうが若干悪い、という点です。
今回交換終了が発表された4つの中継サイトは交換率100%でメトロポイントに交換できていましたが、LINEポイントのメトロポイントへの交換率は90%です。
メトロポイントからANAマイルへの交換率は90%ですから、今後LINEポイントを経由してANAマイルに交換する場合は、従来の90%から81%の交換率になり、交換率は悪化します。
しかし、LINEポイントのANAマイル81%の交換率は他の方法に比べると遥かに高いため、現状は2018年4月以降、LINEポイントを経由するルート一択であると考えられています。
補足:LINEポイントを経由しないルートだと、いわゆるnimocaルートの70%、ワールドプレゼントポイント⇒ANAマイルの60%、Tポイント⇒ANAマイルの50%という状況です。
LINEルートを簡単に整理するとこうなります
LINEルートはLINEポイントにポイントを集約した後にメトロポイント⇒ANAマイルに交換する、ということを目的としていますので、いかにしてLINEポイントにポイントを集めるか、といったことが重要になります。
現状、LINEポイントに交換する事のできるポイントサイトと交換率は以下の通りです。
LINEポイントに交換可能な ポイントサイト | 交換率 |
モッピー | 90.9% |
ポイントタウン | 100% |
Gポイント | 100%(実質) |
※GポイントはLINEポイント交換時に交換手数料として5%取られますが、ポイント交換手数料還元対象サービスを利用することで、ポイントは帰ってきます。
ポイントサイトとしてこの3つしか使わないし、モッピーも多少交換率悪くなるけど仕方ない、というのであれば特別なことは考えずにそのままLINEポイントに交換すれば問題は有りません。
しかしながら、多くの陸マイラーの方はハピタスやちょびリッチなどといったポイントサイトも利用されていると思います。
直接LINEポイントに交換できるルートと比較し、面倒なルートとなりますが、PeX、三井住友カード(ワールドプレゼントポイント)、Gポイントを経由して実質100%の交換率でLINEポイントに移行するルートは以下の通りとなります。
各種ポイントサイト⇒PeX⇒三井住友VISAカード(ワールドプレゼントポイント)⇒Gポイント⇒LINEポイント
上記の例ではECナビになっていますが、ここはハピタスでもポイントインカムでもPeXに交換できるポイントサイトであれば問題有りません。
また、モッピーとちょびリッチはGポイントに直接交換できるようになったので、上に書いたPeX⇒ワールドプレゼントポイントを飛ばして、Gポイントに交換することが出来ます。
このLINEポイントルートをまとめると、以下ような関係が出来上がります。
マイルまでが遠いですね。
陸マイラー的目線だと主要なポイントサイトとしてはポイントタウン、モッピー、ちょびリッチとその他といった構図となっているのがわかります。
LINEルートのために準備すること
先程説明したように、LINEルートではポイントサイトの交換先で大きく差別化がされています。
その中で、ポイントの中継先として必須と言える、LINEポイント、PeX、三井住友カード(ワールドプレゼントポイント)、Gポイントについて紹介します。
LINEポイント
無料通話アプリでお馴染みのLINEが提供しているポイントです。
LINEポイントを始めるために必要なものは、LINEのアカウントのみでOKです。
よく勘違いされてる方がいますが、LINE Payカードは必要ありません。
主要なポイントサイトを使わないでLINEポイントを貯めるのであればLINE PayカードやLINEショッピング、LINEデリマといったLINEが提供するサービスを利用するとLINEポイントは結構ザクザク貯まります。
PeX
PeXは陸マイラーにとってはおなじみのポイント中継サイトですね。既に登録済の方も多いかと思います。
ドットマネーの競合というイメージでしたが、今回のソラチカルート改悪により、ドットマネーよりかなり先行した印象です。
陸マイラー目線からだと、ドットマネーは今回のソラチカルート改悪で最も利用率が落ちそうですね。
三井住友VISAカード(ワールドプレゼントポイント)
ワールドプレゼントポイントとは三井住友VISAカードのクレジットカードポイントのことです。
ANA VISAカードはこのワールドプレゼントポイントに対応しているので、ANAマイラーであれば、1枚は持っているのではないでしょうか。
ワールドプレゼントポイントに対応している三井住友VISAカードを持っていない場合は新規に発行する必要があります。その際、必ずしもANAカードである必要はありません。
三井住友VISAカードの中ならリボ払い限定になりますが、エブリプラスが年会費永年無料ですので、年会費の掛かるカードを増やしたくない、という方にオススメです。
なお、PeXから交換したポイントはワールドプレゼントポイントのボーナスポイントの方に加算されます。
ボーナスポイントから直接ANAマイルに交換することは出来ますが、交換率が最大でも60%とLINEルートに比較すると悪化するので、今の所はLINEルートに乗せるのが無難です。
Gポイント
今回のソラチカルートの改悪により、LINEポイントの次に重要となったと言っても過言ではないのがGポイントです。
陸マイラー御用達のANA VISAワイドゴールドカードを使用していれば、お馴染みのポイントサイトかと思います。
マイ・ペイすリボでポイントを2倍にした後にソラチカルートでANAマイルに交換する、といったことをする際に中継サイトとして使われています。
今後は、そのマイ・ペイすリボのポイント2倍の中継にLINEルートが加わり、よりいっそう注目を集めることになりそうです。
一応ポイントサイトの部類に入りますが、ポイントサイトとしての評価はそれほど高くなく、もっぱら中継サイトとして使われることが多いですね。
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まとめ
ソラチカルートの改悪により、今までよりANAマイルは貯めにくくなったと思いますが、致命的な改悪とまではいっていない印象です。
ポイントサイトのポイントをマイルに交換するのは複雑にはなりましたが、出来ないことはないので、陸マイラーを辞めようか、という気は全く起きないですね。
ただ、LINEポイントからメトロポイントへの交換ルートもいつ封鎖されるかわかりませんので、今のうちにやれることはやっておきましょう。