海外でスマホを落としたけど奇跡的に戻ってきた話

スマホ落とした_アイキャッチ 日記
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先日仕事で初めての海外出張に行ってきました。

行き先はドイツ・ドレスデン。

ミュンヘンから飛行機で1時間くらいの結構田舎町っぽいところでした。

初めての海外出張だった私はかなり緊張していましたが無事に訪問先にもたどり着けたし、目的は果たせたので、出張自体はまぁうまくいきました。

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超弾丸スケジュールの帰りに事件は起きた

今回の出張は

  1. 日本時間の昼に出発
  2. 現地時間の夜にホテル到着
  3. 翌日取引先訪問
  4. 翌朝現地発
  5. 日本時間翌朝到着

という二泊四日の超弾丸スケジュール。前後の余裕なんてありゃしません。誰だよこのスケジュール組んだの。

私はそのたかだか2日程度の現地滞在時間でやらかしてしまいました。

事件が起きたのは帰国する日の朝のドレスデン空港。

飛行機の搭乗手続きを済ませ、保安検査場を通過しようとしたときにあることに気づきます。

 

あれ?

あれ?

あれ?

ポケットの中にスマホがないぞ。

 

このときはまだそんなに焦っていません。どうせ鞄の中に入っているのだろう、と。
ただとりあえず心配なのでカバンの中を捜索します。

しかし鞄の中をいくら漁ってもスマホは出てきません。
出てくるのは仕事の書類とおみやげで買ったチョコレートばかり。

 

冷静になってもう一回探してみますが、やっぱり出てきません。

おかしいぞ。

もう一度、もう一度としているうちにあることに気づいてしまいます。

 

俺、スマホ落としたんじゃね?

 

そこでようやく本気でやべぇやべぇってなって、一緒に出張に来ていた同僚二人に声をかけ、一旦保安検査場の列を抜けます。

このとき飛行機の出発時刻まで約50分。

 

詰んだかな。。。

異国の地で問い合わせ行脚

とりあえず同僚二人に事情を話し、私のスマホの捜索が始まります。
このとき一緒に行った同僚二人が良い人で助かりました。

とりあえず空港で通ったルートをトボトボと歩いてスマホを捜索しますが見つかりません。なので、私のスマホ所持のアリバイ調査をします。

 

朝ホテル → あった

タクシー → 多分あった

搭乗手続き → わからん

今 → ない

 

じゃあタクシーの中じゃね?ってなって、タクシーに乗ったときの領収書に書いてある電話番号に電話を試みます。

ちなみに、電話は英語がかなり怪しいレベルの私に変わり、同僚が電話をしてくれています。タクシー会社に事情を説明すると

同僚「なんか、後半ベラベラ喋ってなんて言っているかよくわかりませんが、既にタクシーの運転手は遠くにいったみたいで、ファラウェイ~~~とか言っています。」

そうか。
なんかよくわからんがタクシーの運ちゃんはどっか行っちゃったのか。

 

タクシー会社にはとりあえず電話したので、次は空港のインフォメーションセンターにスマホの落とし物が届いていないか一応聞きに行きます。

インフォメーションセンターのおばちゃん「そんなものはない」

ですよね。
とりあえず空港内の来た道をうろうろしながら捜索だけします。

 

するとタクシー会社に連絡してから10分位で再度タクシー会社から電話がかかってきます。

同僚「なんて言っているかよくわからないですが、こっちに向かっているみたいです。あと30分位?」

 

こっちに向かっている?

わざわざ?

スマホはあった!?

 

同僚「よくわかりません」

 

・・・。

 

まぁ、30分もすれば飛行機の出発時刻になるし、保安検査場の通過締め切り時刻はすぎているでしょう。

時間的に詰んでいます。

なので、インフォメーションセンターに出向き、ダメ元でセンド トゥ ジャパンが出来るかどうか聞きます。

インフォメーションセンターのおばちゃん「できるわけないだろ」

ですよね。

 

インフォメーションセンターのおばちゃん「届いたら保管しておくから友達に取りに来てもらったら?」

いるわけないだろ。

 

こうなったら最後の手段です。

搭乗便の変更を試みます。搭乗予定のルフトハンザドイツ航空のお姉さんに事情を説明しますが、どうも険しい表情。

よくわからんが

「うーん、ここからじゃ変更できないわ。安いチケットみたいだし。ルフトハンザの予約センターに電話してみてよ。」

という感じのことを言っているみたい。

出発まで後30分くらいしかない中、今から予約センターに電話してグダグダやるのは得策じゃない、というか確実に失敗する、と直感した我々はギブアップという選択をします。

 

そう。

私のスマホは諦めて、次の目的地ミュンヘンに飛ぶことを決めたのです。

ドラマは制限エリア内で

スマホを諦める選択をした我々はとりあえずお世話になったインフォメーションセンターのおばちゃんに「もう飛行機が迫っているから諦めるね」と言いに行きます。

ウィーアーギブアップ

と。

インフォメーションセンターのおばちゃんも「そう、わかったわ、残念だったわね・・・」という感じ。いい人。

とりあえず「タクシーの運ちゃんがスマホ持って来たら受け取っておいてね」と言ってその場を離れます。

出発時間まで20分弱のところで保安検査場を通り、制限エリアに入ります。

「いやーほんと迷惑かけてすみません」「いえいえー」「ずっとトイレ行きたかったんだよねー」

などと言った他愛もない会話をしていると、電話が鳴ります。

 

同僚「タクシーがあと7分くらいで着くって言っています」

 

まじか!?

でも制限エリアに入っちゃったしなー。あと10分で出発だしなー。戻れないしなー。今更なー。

ここまで粘っておいてなんだけど、だいぶギリギリなので「とりあえずインフォメーションセンターに届けてください」と伝えて終わります。

 

この一連の騒動で脱力状態の我々でしたが、搭乗口から飛行機に向かう乗客も少なくなってきたので、ぞろぞろと搭乗口に向かいます。

チケットをかざして搭乗口を通ろうとすると、ガムをくちゃくちゃしながら電話をしている受付のお姉さんが我々を止めます。

お姉さん「お前らスマホを落としたのか?」

!?

お姉さん「なんか保安検査場にスマホ持ってくるみたいだから行ってみろ」

 

奇跡!!!

 

リアッリー!?と叫んで、保安検査場へダッシュで向かいます。

ダッシュで保安検査場へ向かったものの、私のスマホはまだ来ておらず「何しに来たんだこのジャパニーズは?」という視線で保安検査場の面々が私を見ています。

このとき英語の出来る同僚たちはすでに機内へ入っていたので、私の全然伝わらない英語が、これまでの経緯を何も知らない保安検査場の兄ちゃん相手に炸裂します。

保安「どうした?」

私「アイ ヒアード ザット ゴー トゥ ヒア アット ザ ゲート」
言いたかったこと「搭乗口でここに行くように言われた」

保安「乗り遅れたのか?」

私「ノー!!!」

私「アイ ロスト マイ モバイルフォン イン ザ タクシー、バット マイ モバイルフォン センド トゥ インフォメーションセンター、アンド インフォメーションセンター センド トゥ ヒア」
言いたかったこと「タクシーの中にスマホを忘れたけど、インフォメーションセンターに届いていてインフォメーションセンターの人がここに届けに来るのよ」

保安「???あっちから行けば外に出られるぞ」

と、制限エリア外に出る方向を指しています。

私「ノー!!!」

もう一度似たようなことを言いますが、全然伝わりません。そもそもできない英語が焦りも混じり、全く言葉になりません。このとき以上に英語ができない自分を恨んだことはありません。

保安検査場の面々の表情から伝わってくるのは「なんかこのジャパニーズは必死に何かを伝えようとしているが、全くわからん」ということ。

 

そうこうしているとインフォメーションセンターのおばちゃんが、のそのそと保安検査場に来ます。救世主来る!

おばちゃんがペラペラお話をすると、保安検査場の面々もようやく「このジャパニーズは自分のスマホがここに届けられるのを待っていたのか!」と理解し、皆さん笑顔。

そして、保安検査場の兄ちゃんが「おばちゃんから話があるみたいだから、ちょっとこっちに来い」と言われ、横道に誘導されます。なんだろ?

 

おばちゃん「あなた、ユーロ持っている?」

 

あ、金?ユーロ??持ってる!持ってる!もう有り金400ユーロ全部置いていってもいいよ!!!

 

おばちゃん「30ユーロ払ってもらえる?」

 

え!?30ユーロでいいの?おーけー!おーけー!30ユーロくらいチップ付けて払ったるわ!と思って40ユーロ渡したらキッチリお釣りは返してくれました。

 

おばちゃんにお金を渡すと、出発が迫っているので、搭乗口まで急がなければなりません。

去り際

「サンキュー! サンキューベリーマッチ! アイ ラブ ジャーマニー アンド ドレスデン! ダンケシェ!!!」

と叫んで搭乗口までダッシュです。

いやー取引先訪問より濃かったわ。

まとめ(改めて考えるとかなり奇跡)

今回の話は、タクシー会社→タクシーの運ちゃん→インフォメーションセンターのおばちゃん→搭乗口の受付のお姉さん→保安検査場と、多くの人が連携プレイしているにもかかわらず、わずか40分程度で解決してしまうという、改めて考えるとかなり奇跡的な出来事だったように思います。

言葉や勝手が違う海外でこのようなことは二度とないな、と。
ドイツ以外だったらまず間違いなく戻ってこないでしょうし。

こんなドジを踏んだ私に諦めずに最後まで付き合ってくれた同僚に感謝です。

スマホは二度と落とさないように気をつけます!

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